近頃(2014年8月頃)、「アイスバケツチャレンジ」という募金イベントが世界の著名人の間で広がりを見せています。
「アイスバケツチャレンジ」は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者と患者団体を支援するための活動で、以下のような内容です。
- 24時間以内に氷水を被るか、100ドルを ALS支援団体に寄付する。
- 次の挑戦者として、3名を指名する。
この活動は、2014年7月末頃に米国で始まり、その後、西欧諸国などに伝播。
日本でも、2012年のノーベル医学・生理学賞の受賞者で京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長が氷水をかぶっている動画が 2014年8月17日に公開されるなど、活動に参加する著名人が増えてきています。
強制性は全くない活動ですが、氷水をかぶった人の多くは、寄付も同時に行っているようです。
サッカーの分野では、ブラジルのネイマール選手がワールドカップでネイマールを負傷させたスニガ選手を指名し、遺恨が残っていないことを示していました。
2014年 W杯のサッカー日本代表では、香川真司選手が二人(グロスクロイツ選手とアンデルソン選手)から指名されました。
本稿執筆時点では、香川選手が氷水をかぶる画像は公開されていませんが、アンデルソン選手が氷水をかぶっている動画で、アンデルソン選手の後ろに香川選手がいるので、既に香川選手は氷水をかぶっていると思われます。
ALSの患者団体の知名度を上げる試みとして、「アイスバケツチャレンジ」は大きな効果があったと思います。