仕事探しの基礎知識

転職や失業後の再就職に向けて仕事を探す上で知っておきたい基礎知識について書いていきます。



雇用形態の種類


現在の日本では、以下の雇用形態があります。

  • 正社員
  • 契約社員
  • 派遣労働者
  • 業務委託/請負

正社員は、期間の定めのない労働契約に基いて働く人を言います。
契約社員は、期間の定めのある労働契約に基いて働く人を言います。

派遣労働者は、人材派遣会社に雇われて派遣先で働く人を言います。
派遣労働者が派遣元(派遣会社)の正社員になっている場合もあります。


業務委託や請負は、雇用に似ていますが、雇用契約ではありません。
業務委託は特定の仕事を処理するための契約で、請負は仕事を完成させるための契約です。

業務委託や請負は雇用ではないので、仕事を受ける側は割と自由に作業でき、仕事内容によっては在宅ワークも可能です。
ただ、事業主の立場で働くことになるため、労働基準法等の労働関係法令は適用対象外で、当然、年次有給休暇が付与されない等のデメリットもあります。

なお、近年ではクラウドソーシング(crowdsourcing)という形態も出現しました。
クラウドソーシングは、群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を合体させた造語で、インターネットなどで不特定多数の人を募集して業務を委託する方式です。


また、労働時間の観点では、フルタイムとパートタイムの区分もあります。
パートタイム労働者は、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の 1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」とされています。

パートタイムの正社員(短時間正社員)も存在しますが、まだ現在の日本では多くありません。



求人情報サイトの使い方


求人情報サイトとは、就職を希望している人達に対して求人情報を配信しているサイトです。
ひとくちに求人情報サイトといっても、アルバイト情報専門、特定の専門職の求人情報専門など、内容は様々。

複数の求人情報サイトに同じ案件が掲載されることも珍しくないですが、特定のサイトだけが扱う案件もありますので、出来るだけ多くの求人情報サイトを利用するのが良いでしょう。

広範囲の求人情報を手軽にチェックする手段としては、indeed がお勧めです。
indeed は世界最大の求人サイトで、インターネット上の様々な求人情報を取得して掲載する、求人情報に特化した検索サイトです。

indeed のページで、「キーワード」と「勤務地」の 2項目を入れて検索実行すると、入力した勤務地の半径25km範囲でキーワードに一致する求人情報が表示されます。

気になる求人案件が Indeed で見つかったら、リンク先のページで詳しい情報を調べるようにすれば、効率的に情報収集できます。

なお、求人情報サイトに会員登録しておくと、最新求人情報がメールで送られてきたり、非公開求人に応募できるようになります。



ハローワークの使い方


ハローワークで求人を探すためには、求職者登録を行う必要があります。
ハローワークインターネットサービス の「求人情報検索」を使うだけなら、求職者登録は必要ありませんが、ハローワークの紹介状が応募に必要な場合があるので、ハローワークを利用する場合、早めに求職者登録しておくのが基本です。

ハローワークの窓口で求職者登録希望であることを告げると、求職申込書を書かされます。
求職申込書の用紙には、住所氏名や生年月日、連絡先の他、学歴や資格等についての記入欄があります。
履歴書を持っていった方が良いかもしれません。

求職者登録を済ませた後、窓口で番号を渡され、ハローワークの相談員と 1対1 で面談することになるかもしれません。

なお、窓口で求人情報検索用の端末(パソコン)の使用希望を伝えると、番号札を渡されます。
渡された番号に対応する端末で求人情報を検索することになります。

気になる求人情報があれば、端末から印刷し、端末使用終了後に窓口で「応募したい求人案件がある」ことを伝えると、相談員と面談することになり、面談後に紹介状を渡されます。

その紹介状を、履歴書や職務経歴書と一緒に求人元企業に提出することになります。



仕事探しの方法


基本的な仕事探しの方法として、現在の日本では以下の方法が考えられます。
  • ハローワーク(公共職業安定所)
  • 求人情報サイト
  • 人材紹介
  • 縁故採用
  • クラウドソーシングサイト

上記の 5つのうち、最も基本的な方法がハローワーク(公共職業安定所)の利用です。
現在では、ハローワークに行かなくても、ハローワークに登録されている求人情報の多くを、ハローワークインターネットサービス の「求人情報検索」で知ることができます。

求人情報サイトも役に立ちます。
求人情報サイトを利用することにより、ハローワークには登録されていない求人情報も入手できます。

人材紹介は、厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介事業者が求人側と求職者の仲介を行うサービスです。
求職を希望する人に対して紹介担当者(コンサルタント)が付き、コンサルタントからアドバイスを貰えます。

縁故採用は、求職者が企業との何らかの関わりがあることを利用して採用される方法で、コネ採用とも言います。
縁故には、地元有力者や取引先幹部からの紹介など、様々な形のものがあります。
5つの方法の中で、縁故採用が最も強力な場合が多いでしょう。

クラウドソーシングサイトは、不特定多数の個人・企業への業務委託を仲介するサイトで、プログラマやデザイナーが仕事を探すのに便利な存在です。
ただ、クラウドソーシングの場合、最初から報酬を払う気のない悪意の発注者に遭遇する危険もあるので、要注意です。