簿記の種類

簿記の表記方法には単式簿記と複式簿記の 2種類がありますが、簿記を、その適用領域や記録や計算内容によって、商業簿記や工業簿記などに分類することもあります。

ここでは、日本商工会議所の試験である日商簿記検定で扱う商業簿記と工業簿記について、簡単に説明します。

商業簿記とは、商品の売買を記録し損益を計算する財務状態を管理するための記帳方式で、主に商店や一般の会社(製造業以外)で使用されます。
どの会社にも共通する、「決算に関する会計処理」や「固定資産の償却処理」なども「商業簿記」として取り扱われることが多いです。

現在の日本で一般に簿記というと、商業簿記を指します。
日商簿記3級および 4級の試験範囲は、商業簿記となっています。

基本的な簿記である商業簿記に対して、それ以外の簿記のことを応用簿記と言います。

応用簿記の中で代表的なのが、製造業に適用される簿記である工業簿記です。
製造業では材料を仕入れて製造し、その製品を販売するので、工業簿記では原価計算が重要となります。
そこで、工業簿記では、製造原価報告書という財務諸表が追加されています。

日商簿記1級および 2級の試験範囲には工業簿記も含まれるので、日商簿記2級以上の資格取得を考える場合、商業簿記と工業簿記の両方を学習しておく必要があります。

工業簿記以外の応用簿記には、銀行簿記、農業簿記、官庁簿記などがありますが、詳細は割愛します。


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