放送大学

放送大学について、簡単にまとめてみました。




放送大学とは何か


放送大学は、放送大学学園法に基づく「特別な学校法人」である放送大学学園が運営する通信制の大学です。
国立大学ではなく、国が設置した私立大学と位置づけられています。

正規の大学ですので、全科履修生として 4年以上在学し、所定の単位を取得して卒業することで、学士(教養)の学位を取得できます
また、大学院(文化科学研究科)も設けられていて、修士や博士の学位取得を目指すことも可能です。

千葉県千葉市にある大学本部以外に、学習施設として、全国に 50ヶ所の学習センターと 7ヶ所のサテライトスペースが設けられています。

放送大学での学習は、テレビやラジオで放送授業を視聴するのが基本です。
一部を除くテレビ科目と、全てのラジオ科目はインターネット配信されていて、在学生専用サイトで視聴できます。

なお、一部の講義はインターネットで無償公開されています。



放送大学のメリット


放送大学の授業の大部分はテレビやラジオで放送されるので、放送大学の学生以外でも視聴可能です。
つまり、授業を視聴して学びたいだけなら、放送大学に入学する必要はありません。

また、現在の日本では、放送大学を卒業しても、就職や昇進に有利になるとは思えません。

ただ、放送大学は正規の大学ですので、全科履修生として 4年以上在学し、所定の単位を取得して卒業することで、大学卒業資格を得られます。

大卒であることが資格試験で有利となる場合がありますし、資格によっては所定の学歴以上でなければ受験できないものもあります。

資格試験の受験資格を得る目的で放送大学を利用する場合、下記の 2点はメリットとなります。

  • 入試がない
  • ローコスト


入試がない

書類による選考のみで、学力試験はありません。
選科履修生、科目履修生の場合、満15歳以上であれば、原則として全員が入学できます。
全科履修生の場合、満18才以上で、高等学校卒業・高等学校卒業程度認定試験合格などの大学入学資格があれば、原則として全員が入学できます。

大学入学資格がない場合、選科履修生または科目履修生として入学し、一定の条件で基礎科目、共通科目等を 16単位以上修得し、入学する年度の 4月1日に満18歳以上なら、全科履修生として入学できます。


ローコスト

放送大学の学費は、入学時に納入する入学料と、学期毎に科目単位で納入する授業料があります。
全科履修生の入学料は、2万4000円。

放送授業の授業料は、1科目(2単位)が 1万1000円。
全科履修生の卒業に必要な単位数は 124で、授業料は 68万2000円。
この場合、卒業に必要な学費は、70万6000円となります。

学費は、他の多くの大学に比べて割安といえます。
また、通信制大学という性質上、通学のための交通費は多くかかりません。


放送大学に在学するメリットとして、他に「学割」がありますが、学割については別ページで述べる予定です。



放送大学での学割利用


学割(がくわり)とは、学生割引の略で、学生や生徒を対象とした割引制度のことです。

放送大学は正規の大学なので、全科履修生については学割の対象となります。
ただし、学割を提供する側が年齢制限を設けている場合がありますし、放送大学を値引対象外にする場合もあります。

放送大学の学生(全科履修生)が利用可能な学割で代表的なものとして、以下のものを挙げることができます。

  • 携帯電話
  • 交通機関(電車、バスなど)
  • 映画館
  • テーマパーク
  • 美術館、博物館
  • PCソフト

携帯電話

携帯電話キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)は例年、春頃に学割キャンペーンを実施しています。
適用期間や適用回線数に制限がありますが、利用価値はあります。


交通機関(電車、バスなど)

放送大学が通信制の大学ということから、面接授業や試験など、大学での学習活動に関する移動の場合のみ、学割を利用できます。

放送大学の学生は、JR の通学定期券の発行対象外となっています。


映画館

多くの映画館では、年齢層を考慮した割引が実施されています。
一般的に、大人の通常料金が 1800円の場合、大学生は 300円値引きの 1500円の料金になります。

ただ、映画館によっては、独自の値引きサービスを実施しているところがあります。
映画館側が設定した条件をクリアする必要はありますが、値引き後の料金は大抵、大学生に対する学割料金よりも低く設定されています。


テーマパーク

東京ディズニーランドや USJなど、遊園地やテーマパークの中には、学割が適用されるチケットを用意しているところもあります。


美術館、博物館

放送大学は 2012年4月から国立美術館キャンパスメンバーズ制度に加入しているため、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館の 5館を割引料金で利用できます。
なお、国立新美術館以外の 4館では、所蔵作品展及びフィルムセンター所蔵作品上映については無料。

上記以外でも、学割料金を設定している美術館・博物館は少なくありません。


PCソフト

マイクロソフトや Adobe は、学生・教職員向けにソフトウェア製品を特別価格で提供する「アカデミック パッケージ」を用意しています。



放送大学の学費の支払い方法


放送大学の学費の支払い方法として、現時点ではクレジットカードやインターネットバンキングを利用することはできません。

大学から送付される払込取扱票により、銀行・信用金庫等の金融機関、郵便局またはコンビニエンスストアから支払いすることになります。
ただし、ゆうちょATMから払込できる金額は 10万円まで、コンビニエンスストアで払込みできるのは 30万円まで。

なお、払込手数料は学生側の負担です。

払込手数料(または払込料金)が安くなるのは、ゆうちょ銀行での支払いです。
ゆうちょ銀行の APM(郵便振替自動受付機)を利用すると、「振替MTサービス」の料金(通常より 10円引き)が適用され、払込手数料は、払込金額が 5万未満では 70円、5万円以上では 280円となります。

コンビニ収納代行の手数料(消費税 8%込み)は、払込金額が 1万円以上 5万円未満で 108円、5万円以上では 324円となります。

払込金額が 5万円以上なら、電子マネーnanacoへのチャージ(入金)がポイント付与対象のクレジットカードと nanacoを用意し、そのクレジットカードでチャージした nanacoを使ってセブンイレブンで支払うのが良いかもしれません。

ただし、1枚の nanacoカードへのチャージ上限は 5万円で、1回の支払いで利用できる nanaco の枚数上限は 5枚となってるので、注意した方がよいでしょう。





スポンサーリンク