WordPressのインストール
WordPress(ワードプレス)のインストール前に準備しておくべき事柄、インストール手順、インストール後に設定しておくべき項目など、基礎的な事柄を解説していきます。WordPressのインストール前の準備作業
WordPressのインストールは、CMS(コンテンツ管理システム)の中では簡単な部類ですが、ある程度の準備作業は必要です。
まず、WordPressのインストール先として、 WordPressが動作する条件を満たすサーバーを用意する必要があります。
レンタルサーバーを利用するのが一般的です。
WordPressの動作用件については、WordPress公式サイト(本家)または WordPress 日本語ローカルサイトを訪問するのが確実。
テキストエディタと FTP/SFTPクライアントも事前に用意しておくほうがよいです。
サーバー上に、WordPress用の DBと、その DBへの全アクセス権・編集権を持つ DBユーザを作成しておく必要があります。
なお、ワードプレスでは、データベースに SQLiteを使うことも可能ですが、MySQLを使うのが一般的です。
WordPressのインストール手順
WordPressのインストール手順は、以下の通りです。
- 最新版の WordPressをダウンロード
- wp-config.phpを用意
- WordPressファイルを設置
- インストール実行
WordPressをダウンロード
WordPress公式サイト(本家)または WordPress 日本語ローカルサイトから、WordPressパッケージをダウンロードして解凍します。wp-config.phpを用意
wp-config-sample.phpのファイル名を wp-config.phpに変更し、ファイル内の説明に従い、DB情報と秘密鍵の値を設定し、保存。WordPressファイルを設置
インストール先ディレクトリに WordPress ファイルを設置。通常、FTP/SFTPクライアントでサーバに転送します
インストール実行
ブラウザから wp-admin/install.php にアクセスすると、インストールスクリプトの実行が始まります。インストールの過程で、サイト名、ユーザー名、パスワード、メールアドレスの入力を行います。
WordPressのインストール直後の作業
WordPress(ワードプレス)のインストールが済んだら、ブログに初めての記事を投稿する前に、以下の作業を行っておくべきです。
- ニックネーム設定
- サンプル記事の削除
- パーマリンク設定
- WP Multibyte Patch の有効化
ニックネーム設定
Wordpressのインストール直後はニックネームが設定されておらず、管理画面へのログイン時に使用するユーザー名がニックネームの代わりに利用されます。管理画面の「ユーザー」の「ユーザー一覧」からユーザーを選び、ニックネームを入力し、ブログ上の表示名としてニックネームを使う設定にしておくことで、ニックネームが表示されるようになります。
ただ、WordPress の知識があれば、ユーザー名を知ることは簡単です。
ブログ上にニックネームを表示させておくのは、気休め程度のものですが、それでも、やっておく方がよいでしょう。
サンプル記事の削除
Wordpressをインストールすると、サンプル用の記事・コメント・固定ページが各1本、投稿済の状態になっています。これらのサンプルは、質の良いコンテンツとはいえないので、削除または非公開にするのが無難です。
編集し、別の内容の記事として公開するのも良いでしょう。
パーマリンク設定
WordPressでは、管理画面の「設定」から「パーマリンク設定」を行うことができます。ワードプレスのデフォルト(初期設定)は、「/?p=123」のような文字列が付く、動的URL形式ですが、様々な形式が選択可能。
ブログの個別記事にリンクが付けられた後でパーマリンクの形式を変更すると、過去に付けられたリンクが無駄になるので、最初の記事を投稿する前にパーマリンクの形式を決めてしまうのが基本です。
WP Multibyte Patch の有効化
WP Multibyte Patchは、本家版、日本語版 WordPress のマルチバイト文字の取り扱いに関する不具合の累積的修正と強化を行うプラグインです。日本語など、マルチバイト文字の言語で記事を書くなら、WP Multibyte Patch を有効化しておくのがよいでしょう。